Cloudflare PagesはCloudflareが提供する静的サイトホスティングサービスです。Cloudflare Workersと連携可能で、動的なコンテンツも提供できます。
特徴
Cloudflare Pagesはコマンドでデプロイしたり、GitHubなどのリポジトリと連携してコンテンツの更新を行えます。他のサービスと違う点として、CDNでありながらコンテンツが即座に反映される点が挙げられます。
リポジトリと連携する場合、ブランチを指定することでメインサイトへ反映することも、独自のURLへの反映のみに留めることもできます。これにより、開発途中のサイトをデプロイしてメンバーで確認するといったことが可能です。
Cloudflare PagesはNext.jsアプリの構築も可能ですが、Vercelのものとは若干実装で工夫が必要なので注意してください。
利用
当サイト、MOONGIFT.devもCloudflare Pages上にデプロイしています。当サイトはRuby製の静的サイトジェネレータであるJekyllを使っていますが、下記のようなコマンドによって問題なくデプロイできます。 _site
はJekyllがビルドした静的ファイルが格納されるフォルダです。
JEKYLL_ENV=production bundle exec jekyll build && wrangler pages deploy _site
デプロイ時にはWrangler (command line)を利用します。このコマンドをGitHub Actionsなどで実行すれば、CI/CDを構築できます。
料金
Cloudflare Pagesは無料で利用できます。多少の制限はありますが、個人や小規模なプロジェクトには十分な機能を提供しています。
- 一度に1ビルド
- 月500回のビルドまで
リクエスト数や帯域幅は無制限です。
有料プランは月20ドルのProプラン、または月200ドルのBusinessプランになります。