Cloudinaryは画像や動画の加工や解析、CDN配信を提供するサービスです。プログラマブルに、動的にメディアを加工できます。また、AIを使った画像・動画解析も提供しています。
特徴
Cloudinaryは指定された形式に沿ってURLを指定することで、画像を加工したり、指定した文字を挿入した画像を生成できます。OGP画像を動的に生成するのによく用いられています。
Image Transformations for Developers | Cloudinary
そして、画像加工は単純な指定だけではなく、特定のオブジェクトを消したり、メインとなるオブジェクトを軸にしたトリミングなど、高度な加工も可能です。
Generative Fillという機能では、画像の一部を指定して、その部分を埋めるように新しい画像を生成することができます。また、画像をズーム・パンする動画やアニメーションGIFを生成する機能もあります。アップスケール機能も便利です。
Video APIでは動的な動画エンコードや、動画のトリミング、リサイズ、フィルター、エフェクト、テキストの挿入などが可能です。スマートクリッピングは、動画の中から最も重要な部分を抽出する機能です。
SDK
URLを適切に指定するのは大変ですが、SDKが用意されていますので、それを利用することで簡単に画像や動画の加工ができます。SDKは下記言語に対応しています。
- JavaScript
- Python
- PHP
- Ruby
- Java
- .NET
- Go
モバイル向けのSDKもあります。
- iOS
- Android
- Dart
- React Native
- Kotlin
- Flutter
Community-Developed Libraries for Cloudinary | Cloudinary
料金
Cloudinaryは無料から利用できます。月間25,000回の変換が可能です。また、無料の場合はストレージ容量などに制限があります。有料になると、月89ドルになります。その上位プランやカスタマイズプランも用意されています。
Cloudinary - Pricing and Plans