DocsGPTは、ChatGPTなどをベースとして追加でドキュメントを学習し、プロダクトドキュメントをより使いやすくするサービスです。オープンソース・ソフトウェアとして開発されており、arc53/DocsGPTにてソースコードが公開されています。
特徴
DocsGPTは、基本的にはChatGPTなどと同じくチャット型のUIとなっています。そして、独自のファイル(PDFやMarkdown、それらをまとめたZipなど)をアップロードして、追加で学習します。その結果、よりプロダクトドキュメントに強いチャットサービスになります。
自社製品に関するサポートはもちろん、他社製品のPDFなどを学習させれば自社利用時にも役立つでしょう。
また、解析機能があり、問い合わせのカテゴリーや回数、国別の統計などを確認できます。サポートツールと組み合わせることで、より効率的なサポートが可能になります。
オープンソース版の場合、Docker Composeを使ってインストールできます。OpenAIなどを指定できますが、独自ファイルの学習にはローカルでLLMを使った学習が必要です。
使い方
オープンソース版の場合は、arc53/DocsGPTのリポジトリをクローンして、 setup.sh
を実行します。後はプロンプトで質問に答えていけば、 http://localhost:5173
にサーバーが立ち上がって利用できます。
クラウド版はDocsGPT 🦖 Liveにライブ版があります。無料で利用できますが、GPT-4などが使えるPro版が月10ドルとなっています。
API
ファイルをアップロードしたり、チャットを行うAPIが用意されています。ただし、ライブ版では利用できないようです。
URL
DocsGPT — Making product documentation easier and more accessible